ここから武蔵コンソーシアムとは?

会長挨拶

 「ここから武蔵コンソーシアム」が設立されて9年になります。
 「ここから武蔵コンソーシアム」は、自治体、大学及び企業などが連携して、この地域が抱える様々な課題に対する解決策を協議し、実現する活動をすることにより、この地域の振興と発展に貢献する事を目的としています。
 比企郡があります「武蔵」という国号は1000年以上前の古文書に登場いたします。
 古代から須恵器・瓦を生産してきたこの地域は、鎌倉幕府成立後、鎌倉と街道で結ばれ、当時のハイテク製品を生産する東国の要衝だったようです。また、館城跡等の遺跡が多くあり、中世の歴史の宝庫でもあります。
 現在では、自動車産業、大学、民間企業の研究所、JAXAを始めとする宇宙関連の施設など、多様な施設があります。
 他所からみれば、災害も少なく、風光明媚でもあり、とても住みやすいところです。
 しかしながら、自分自身は案外自分たちの「価値」を知らないものです。今一度、我が故郷(ふるさと)を見つめ直し、その「価値」を発見し、発信してみては如何でしょう。
 そのお手伝いを「ここから武蔵コンソーシアム」がいたします。

 令和7年7月吉日
 ここから武蔵コンソーシアム 会長 伊藤 明

会長の写真

設立経緯

 衛星による観測を行う地球観測センターのあるこの地域は、首都圏から50km圏内にあり、1時間程度で到達できる距離にありますが、一方丘陵地域は中山間地域を含み、恵まれた自然と長い人間の営みから生まれた里山などが散在する自然豊かな地域です。
 しかしながら、少子高齢化が進み、人口が減少に転じるなど地域が抱える課題も見逃せません。
 そこで、鳩山町および周辺の地域にある大学、研究機関などの先端の知見と能力の活用を図ることとし、民間企業や自治体とも協力して地域が抱える課題を共有し、宇宙を1つの拠り所として、その解決を考える地域連携ワークショップを平成25年10月18日に開催しました。
 以来ワークショップの開催を重ね、観光、教育、国際化など様々なプロジェクトの検討を行ってきました。
 そうした中、平成27年4月の第5回ワークショップにて本活動を組織化する提案がなされ、地域連携の活動をサポートし、幅広いテーマでの活動を継続・発展させるため、平成28年8月5日に既存の枠組みを任意団体として組織化するに至りました。

活動プロジェクト

 現在、比企地域を取り巻く人口減少、少子化などの課題解決に向けて、比企地域を盛り上げるための活動を行っています。 (詳細は「プロジェクト活動紹介」のページをご参照ください。)

設立時メンバー

コンソーシアムの設立時(平成28年8月6日)のメンバーは、以下の通りです。
・自治体:鳩山町
・大学:城西大学、大東文化大学、東京電機大学
・民間企業:アーベルソフト、リモート・センシング技術センター
・個人:立正大学

設立メンバー

愛称「ここから武蔵」の由来

 この地域の史跡を見れば、瓦などを生産した窯跡群があり、この地域の周辺には鉄の製造を行った施設の遺構などを見ることが出来ます。また、手漉き和紙は現在も生産を続け世界遺産に登録されています。この文化は、古く古墳時代から文化の中心であった畿内の地より、後の東山道武蔵路に相当する経路を経て伝来し、この地域と周辺に窯業、製鉄業、手漉き和紙の生産などの先進文化を育てたものと考えられます。
 即ち、武蔵国の技術・文化には、この経路を通ってまずこの地に根を下ろし、ここから武蔵国に広く伝搬したものがあったのではないでしょうか。
 宇宙・産学官・地域連携コンソーシアムも、この地から外に向けて拡大・発展していくことを願い、愛称を「ここから武蔵コンソーシアム」とすることとしました。

愛称「ここから武蔵」の由来

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